【塩麹よりもおいしい!?】醤油麹の特徴とおすすめレシピを紹介
「醤油麹と塩麹の違いってなに?」
「醤油麹の作り方や保存方法はどうしたらいいの?」
「醤油麹の使い方ってなにがあるの?」
このような疑問を持っていませんか?
自分やお子さんのために、健康にいいものを食べたいですよね。醤油麹は体によく、さまざまな健康効果も期待できる万能調味料です。さらに、醤油麹を使うことで料理にコクがうまれ、塩麹とは一味違った味わいを堪能できます。
醤油麹とは?|塩麹との違いも解説
醤油麹とは、醤油と米麹を混ぜあわせて作る発酵調味料です。醤油と麹をあわせることで、うま味成分の量が増えるため、醤油よりも少ない量で味がしっかり付き、料理がおいしくなったり、食材が柔らかくなったりするため人気を集めています。
醤油麹(100g)の栄養価は以下のようになっています。
エネルギー | 173kcal |
炭水化物 | 31.5g (食物繊維0.6g) |
タンパク質 | 6.8g |
脂質 | 0.8g |
塩分 | 7.83g |
醤油麹と塩麹の違いとは?
醤油麹と塩麹の違いは、グルタミン酸の含有量です。グルタミン酸とは、醤油に多く含まれているアミノ酸の一種で、うま味物質と言われています。また、脳機能の活性化やタンパク質を構成する働き、アンモニアの解毒作用・利尿効果などの健康効果があると言われています。
醤油麹のグルタミンは塩麹と比べ、10倍以上も含有されていると言われており、料理に少量加えるだけで、しっかり味が付きコクのある料理になります。
また、醤油麹には、疲労回復や整腸作用の効果が期待できます。醤油麹を使うメリット・デメリットは塩麹と同じなので、詳しい効果が気になる方は、「塩麹の効果を詳しく解説!塩麹を使ったレシピ」と併せてご覧ください。
醤油麹の作り方を解説!
醤油麹の作り方は、米麹(生・乾燥どちらでも可)と麹パウダーを使った方法があります。
どちらも準備するものは、醤油・麹・密閉容器・混ぜる用のスプーンやヘラ・計量器具です。
生・乾燥麹を使った作り方
これより生・乾燥麹を使った醤油麹の作り方を解説していきます。
【準備する材料】
- 米麹:200g
- 醤油:200〜400cc
【作り方】
- 密閉容器を熱湯消毒する。
- 容器に醤油と麹を入れて、とろみが出るまでよく混ぜます。
※乾燥麹を使用している場合、醤油を入れる前やボウルなどの別の容器を使い、しっとりするまでほぐして混ぜましょう。
- 混ぜたら、空気が入る程度に軽く蓋やラップをして、直射日光に当たらないように常温で保管します。
- 半日〜翌日の間で麹が醤油を吸っているので、麹がひたひたになるまで醤油を加えます。(50〜100cc程度)
- 1日1回空気を含ませるように混ぜていきます。その際、醤油を吸って米麹が乾燥していたら醤油を麹がひたひたになるまで足してください。
- 約1週間「5」を繰り返し、麹の粒が潰れるほどやわらかくなり、とろみが出てきたら完成です。
※完成までの時間は、室温によって変化します。そのため、夏は5日間ほどと早くできたり、冬は10日間以上かかったりする場合があります。
麹パウダーを使った作り方
これより手軽にできる、麹パウダーを使った醤油麹の作り方を解説していきます。
【準備する材料】
- 麹パウダー:30g
- 醤油:60cc
【作り方】
- 材料を容器に入れてよく混ぜます。
- 混ぜたら、空気が入る程度に軽く蓋やラップをして、直射日光に当たらないように保管します。
- 常温で1日置いたら完成です。
醤油麹の保存方法とは?
体にいい醤油麹。少しでも長く保存しておきたいですよね。
これから、生・乾燥麹で作った場合と麹パウダーで作った醤油麹の保存方法について
説明していきます。
生・乾燥麹で作った場合
常温で置いたままにしておくと発酵が進んでしまうので、発酵を休止させるために冷蔵庫へ入れて保存していきます。醤油麹は塩分が効いているため、冷蔵保存で約3ヶ月ほど持ちます。長く保存できますが、なるべく早く食べるようにしましょう。
麹パウダーの場合
全体をよく混ぜてから密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存してください。生・乾燥麹の時よりも賞味期限は短く、2週間程度しか保管できないので、早めに使い切りましょう。
醤油麹の使い方とは?おすすめレシピも紹介
醤油麹は漬け込む・和える・混ぜる・かける使い方があります。醤油の代わりに使うことでよりうま味を感じられて料理がよりおいしくなりますよ。
ここから、醤油麹を使った手軽な食べ方とおすすめレシピを紹介していきます。
卵かけご飯
醤油麹でいつもと違う卵かけご飯を堪能できます。
【材料】
- ご飯:150g
- 卵:1個
- 醤油麹:小さじ1
- お好みの調味料(一味・七味唐辛子、きざみねぎなど)
【作り方】
- あったかいご飯に卵と醤油麹を入れてよく混ぜます。
- お好みの調味料を入れて完成です。
オートミール
オートミールお茶漬けなど簡単にできるレシピに飽きた方やオートミール初心者におすすめです。
【材料】
- オートミール:30〜40g
- 水:80cc
- 鮭フレーク:お好みの量
- 醤油麹:小さじ1〜2
【作り方】
- オートミールと水を耐熱容器に入れて、混ぜます。
- 容器にラップをかけて電子レンジに入れ、600wで1分30秒加熱。
- 加熱したオートミールをほぐして、鮭フレーク・醤油麹を入れます。
- よく混ぜたら完成です。
【オートミールの量】
・40g:お米感を強めにしたい場合
・30g:雑炊のような柔らかさにしたい場合
【醤油麹の量】
・小さじ2:オートミールの味をできる限り感じたくない場合
・小さじ1:オートミールの味がしてもいい場合
炊き込みご飯
味付けが簡単で小さいお子さんも喜ぶ一品です。
【材料】
- 白米:2合
- 料理酒:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 醤油麹:大さじ2
- お好きな具材(コーン、しめじ、ウインナー、にんじんなど)
- バター(炊き上がりにお好みで)
- ブラックペッパー(炊き上がりにお好みで)
【作り方】
- お米を研いで、炊飯器にセットします。
- 炊飯器の分量通りの水と材料を入れ、炊飯を開始。(バター・ブラックペッパーを除いて)
- 炊き上がったら、10分ほど蒸して、かき混ぜて完成です。
※バターを入れる際は保温で溶かしてよく混ぜてください。
カレーピラフ
カレーの風味で子供も大人も喜ぶ味です。味付けはカレー粉と醤油麹だけで、炊飯器を使って手軽に作れる一品です。
【材料】
- お米:2合
- 麹粉カレー(カレー粉):大さじ1.5〜2
- 醤油麹:大さじ2
- たまねぎ:1/4〜1/2
- にんじん:1/3〜1/2
- ウインナー:5本
- しめじ:1/2
- バター(炊き上がりに使用)
【作り方】
- お米を研いで、炊飯器にセットします。
- ウインナーを5cmほどの大きさで輪切りにし、たまねぎとにんじんはみじん切りに。しめじは石づきを取り、小房に分けます。
- 炊飯器の分量通りの水とバター以外の材料を入れて炊飯を開始。
- 炊き上がったらバターを入れ、溶かしながらよく混ぜて完成です。
野菜炒め
炒めた野菜とお肉に調味料を足すだけで簡単に作れる一品です。
【材料】
- 豚の小間切れ:200g(お好みの部位でOK)
- 市販の野菜炒めセット(200g)
※野菜炒めセットを使わない場合
にんじん、たまねぎ、ピーマン、キャベツなどのお好みの野菜
- 醤油麹:大さじ2
- 料理酒:大さじ2
- しょうがチューブ:2cm
- 炒め用の油(オリーブオイル、サラダ油どちらでもOK)
【作り方】
- 野菜炒めセットを使わない場合、野菜をお好みの切り方で切ります。
- フライパンに炒め用の油を入れて加熱。
- 加熱したフライパンに、豚肉と酒を入れて炒めます。豚肉に火が通ったら皿に取り出して、野菜を入れて炒めていきます。
- 野菜に火が通ったら、豚肉・醤油麹・しょうがチューブを入れて弱火で炒めていきます。
- 醤油麹が全体に馴染んだら完成です。
鮭のホイル焼き
味付けは醤油麹とバターだけで簡単にできるおかずです。
【材料】
- 鮭:1切れ
- しめじ:30g
- 玉ねぎ:1/4個
- 醤油麹:大さじ1
- バター:5g
- 水:50ml
【作り方】
- 玉ねぎを好きな切り方で切ります。
- アルミホイルをフライパンにひき、ホイルの上に鮭・玉ねぎ・しめじを置き、具材の上にバターを乗せて醤油麹を全体にかけます。
- ホイルを包み、周りに水を入れ、落とし蓋をして弱火で15分加熱。
- 鮭に火が通ったら完成です。
まとめ|醤油麹は健康に気を使っている人におすすめ
醤油麹は塩麹よりも、うま味物質であるグルタミン酸が豊富で料理に少量加えるだけで、しっかり味が付きコクのある料理になります。また、グルタミン酸と麹を摂取できるため、脳機能の活性化やアンモニアの解毒作用・利尿効果、疲労回復・整腸作用などの健康効果も期待できます。
醤油麹は1週間程度で作れますが、季節により完成時期が変わってくるため、麹の粒が潰れるほどやわらかくなり、とろみが出ているかを確認しましょう。冷蔵保存で3ヶ月もちますが、早めに食べるようにしてくださいね。
Kojikoでは、麹を身近に取り入れるために粉末化しました。サッとかけるだけで、健康に役立つ麹を楽しむことができます。
商品のラインナップには、プレーンな麹粉から七味風味の麹粉、カレー味の麹粉、八丁味噌の麹粉、塩麹粉とさまざまな種類が揃っているので日常の食生活に麹を取り入れてみてください。
また、プレーンの麹粉を使うことで、簡単に醤油麹を作れるので、ぜひ使ってみてくださいね。