麹の効果・効能

麹にはアミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼなどたくさんの酵素が含まれています。その数なんと、100種類以上。それぞれの酵素には人の身体に有用なさまざまな働きがあります。

• 食 事
• 健 康
• 美 容

• 食事に関わる酵素

  〇プロテアーゼ
  タンパク質を旨みのもととなるアミノ酸に分解する酵素です。また、魚やお肉などの食物を柔らかくする働きがあります。

  〇アミラーゼ
  デンプンを甘みのもととなるブドウ糖に分解する酵素です。お米や麦、豆や芋類の糖度が増し、甘み引き出す働きがあります。

  

• 健康に関わる酵素

  〇リパーゼ
  脂肪分を消化してエネルギーに変える酵素です。代謝機能を持ち、皮下脂肪および内臓脂肪も燃焼させることができます。

  〇オリゴ糖と食物繊維
  水溶性の食物繊維は腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やし、不溶性の食物繊維は便の“かさ”を増やし、固くなった便を柔らかくして排出を促してくれます。オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなって、善玉菌を増やす手助けをします。善玉菌には腸内を酸性にして悪玉菌の増殖を防ぎ、腸内環境を整える働きがあります。

  

• 美容に関わる酵素

  〇コウジ酸
  1988年に“美白有効成分”として厚生労働省として認可されました。皮膚のメラニン生成を引き起こす酵素・チロシナーゼの働きを抑制し、シミ・そばかすを予防します。さらにAGEs（エージーイー）の生産を抑制することで、抗糖化作用でシミ・シワや黄ぐすみといったエイジングサインへもアプローチ。肝斑（かんぱん）やニキビ跡などの改善に有効でとされています。

  ◇グルコシルセラミド
  スフィンゴ糖脂質の一種も含まれており、これは肌の角質層にあるセラミドのもとになる成分。
  肌の乾燥や肌荒れはセラミドの減少が一因ともいわれているので、皮膚のバリア機能の改善、強化に効果が期待できる。