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麹ラボ

健康のために麹を食べよう!麹の効果とカンタンレシピを紹介

麹は日本や東南アジアで古くから重宝されている発酵食品です。もともと麹は食材を長期保存するために使われていましたが、健康や美容に良い効果をもたらす優秀な食材としても注目されています。

この記事では、麹を生活に取り入れることで得られる効果をわかりやすく解説していきます。

麹は古くから料理に使われてきた栄養食材

麹とは、米や豆などの穀物にコウジカビを付着させ発酵させることで生成される微生物や発酵過程のことを指します。

日本では奈良時代から麹に関する記録が残っており、江戸時代には麹食品の代表格である甘酒が疲労回復や滋養強壮に効果的と謳われ、大衆に人気を博したとされています。

日本では古来から米を発酵させた米麹が主流とされていますが、中国では雑穀類にコウジカビを繁殖させ乾燥し、粉状にしたものが常食とされています。この中国の製法は東南アジア各国にも広まったとされ、日本だけではなく広く愛されています。

麹に期待できる5つの効果

古来から日本の伝統的健康食品として愛される麹。麹を毎日摂ることによってどのような効果があるのか解説します。

1.食品の長期保存ができる

麹は食品を発酵させることにより、保存性を高める役割を果たします。味噌や漬物のような発酵食品は、麹の働きによって長期間保存できるようになるのです。

日本では古くから貴重な食料をいかに無駄にしないかを努力してきた歴史があります。縄文時代から漬物が存在したとされることからも、食品を保存するという考え方が日本人に深く根付いていることが分かります。

麹は野菜だけではなく魚や肉を漬けることも可能です。魚や肉といった食品を麹に漬けることで空気に触れない環境を作ります。これだけで、食品が痛む可能性を大きく軽減でき、保存期間を伸ばすことができるのです。

2.腸内環境を整える

麹は腸内環境を改善してくれる微生物として機能し、腸内の善玉菌を増加させることがあります。善玉菌は消化をサポートし、免疫機能を強化するのに役立つ可能性があります。

腸内に善玉菌を増やすことで、食事の栄養を最大限に吸収したり、消化を促進したりと健康に大きな影響をもたらすのです。

腸内環境を改善してくれる微生物は発酵食品に多く含まれており、食べ物の発酵を促す麹がもたらす重要な効果のひとつと言えるでしょう。

3.料理の風味と旨みを引き上げる

麹は発酵中にさまざまな風味化合物を生成し、食品に深い味わいやうま味をもたらします。魚やお肉に漬けこむだけで、簡単にやわらかくうま味たっぷりに仕上げることができます。

麹の良いところは、健康効果が期待できる上に料理を美味しく仕上げられるところがポイントです。食材本来の旨みや甘味を引き出し、奥深い風味を引き出してくれるため、思わず唸ってしまうような味わいを引き出してくれるのです。

麹が引き出す自然由来の旨みに魅了され、多くの料理家によって麹レシピや麹アイテムが世の中に広がりを見せています。

初心者向けの麹を使ったレシピは「フォロワーが選ぶ!Kojiko製品を使った簡単和食レシピTOP10」もご覧ください。

4.消化吸収を助ける

麹はさまざまな酵素を生成します。これらの酵素は、食品の分解や変化に役立ち、食材の栄養素を吸収しやすくします。

麹が含む酵素の種類はアミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ・ペクチナーゼなど30種類以上にも及ぶといわれています。

酵素とはタンパク質の一種で、食材に含まれる栄養素を分解する働きを持っています。この酵素によって分解された成分が旨みや甘味を引き出す作用をもたらします。食材が持つポテンシャルを最大限発揮させるために栄養素を分解し、より効果的に体内に運んでくれる役割を担っているのです。

5.あらゆる美容悩みにアプローチ

麹には美容効果が豊富に含まれています。代表的なのは1988年に厚生労働省によって美白有効成分として認可されたコウジ酸です。コウジ酸は、皮膚のメラニン生成を引き起こす酵素であるチロシナーゼの働きを抑制し、シミやそばかすの予防に役立ちます。

また、抗糖化作用があり、AGEs(エージーイー)の生産を抑えることで、シミ・シワや黄ぐすみといったエイジングサインにもアプローチします。肝斑(かんぱん)やニキビ跡の改善にも効果が期待されています。

さらに、麹にはグルコシルセラミドも含まれています。これはスフィンゴ糖脂質の一種で、肌の角質層に存在するセラミドの元となる成分です。セラミドは肌のバリア機能を強化し、乾燥や肌荒れを防ぐ効果があります。麹の摂取によって、肌の保湿力が向上し、健康的な美肌が期待できます。

効果を帳消しにしないためにも!麹を食べる際の注意点

ここまで、麹の効果について解説してきました。保存食として、健康食品として、美味しいお料理の引き立て役として、そして美容のお供として、などなど、様々な魅力を持つ麹。では、こんな魅力的に思える麹ですが、摂取する際に気を付けるべきことはあるのでしょうか。

ここからは、麹を食べる際の注意点について解説します。

米アレルギーのある人はNG

米を原料とすることが多い麹ですが、米アレルギーを発症する可能性があります。麹に対するアレルギー反応がある場合、麹を摂取することで、健康への好影響どころか健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

大量に摂取すると、アレルギー反応が悪化する可能性があり、症状には皮膚の発疹、かゆみ、呼吸困難などが含まれます。

アレルギー反応の兆候や症状がある場合は、摂取を控え、必ず医師に相談しましょう。

食べ合わせによる塩分過多に注意

麹を使用した食品の多く、特に味噌や醤油などは塩分が高いため、過剰に摂取すると塩分過多のリスクがあります。塩分を摂りすぎると、体内のナトリウム濃度が高まり血液量が増加することで、高血圧を引き起こす主な原因となります。高血圧は心臓病や脳卒中のリスクを大幅に増加させる深刻な健康問題です。

さらに、腎臓に大きな負担をかけ、腎機能を低下させる恐れもあります。特に慢性的な塩分過多は、慢性腎臓病のリスクを高める要因となります。

したがって、麹そのものは健康に良い成分を多く含んでいるものの、塩分の多い麹を使用した食品を過剰に摂取することには注意が必要です。適度な量を守り、バランスの取れた献立を心がけましょう。

適量の摂取であれば効果は絶大

一般的に、麹による健康リスクは低いといえます。しかし、健康状態に不安を抱えていたりアレルギーを持つ人々は、医師や専門家と相談し、適切な注意を払うことが重要です。

また、発酵食品という特性上、食品の衛生環境(保管場所の温度や、容器の清潔性)にも注意を払い、適切な量を適切に扱うよう注意が必要です。

麹を手軽に試してみたいならパウダーの「Kojiko」

「Kojiko」は、日本人の生活に麹の健康効果を手軽に取り入れてもらうために誕生しました。伝統的な粒状の麹は塩麹や甘酒を作る手間がかかりますが、「Kojiko」ならその手間を省いて、いつでもどこでも簡単に使用できます。

愛知県の老舗酒蔵、関谷醸造と共同開発した「Kojiko」は、厳選された上質な麹を粉末化したもの。お料理やドリンクにサッとひとふりするだけで、栄養価の高い麹の効果を実感できます。

古くから親しまれてきた自然の恵みを、もっと自由に、もっと身近に。「Kojiko」で健康的な毎日を始めましょう。

簡単すぎる!麹の効果を引き出す麹レシピ

ここでは「Kojiko」のパウダー麹を活用した麹レシピをご紹介します。手軽に取り入れられるものから、ちょっと意外な活用法までご紹介しますので、麹レシピが気になる方はぜひチェックしてください。

1.麹おにぎり

麹おにぎりはおにぎりに麹粉をひとつまみ分入れて、いつものようにおにぎりを握るだけ。

好きな具材の味を邪魔せず、ふっくらとやわらかいお米の甘味がアップします。

温かいご飯に麹粉を加えることで、麹の成分が糖化しお米の甘味と旨味がぐっと引き立ちます。

2.麹肉味噌

麹を使った肉味噌は、ご飯のお供にはもちろん野菜のディップとしておつまみにもおすすめです。

麹の効果で肉はしっとりやわらかく、旨味たっぷりに仕上がります。

  • にんにく
  • しょうが
  • 赤味噌
  • 麹粉(味噌)
  • 甘酒
  • 炒りごま
  • お好みのひき肉

3.麹チーズケーキ

甘いものが好きだけど、カロリーがどうしても気になる方は麹を使ったチーズケーキはいかがでしょうか。

アレンジ方法も簡単です。作り方は普段のチーズケーキレシピの生クリームの代わりとして、麹粉5gとヨーグルトを加えるだけ。

簡単にカロリーオフ&麹効果が期待できます!

麹ビギナーにオススメなKojikoのパウダー麹

「麹づくりって難しそう」

「アレンジレシピに興味はあるけど適量が分からない」

「本当に健康に効果があるの?」

といった、不安や疑問が残る麹ビギナーさんにオススメしたいのがKojikoの麹!

Kojikoでは、独自の製法で麹のパウダー化に成功。普段のお料理にちょっと混ぜてみたり、甘さを活かしてお砂糖の変わりに使ったりと、汎用性がバツグンです。

しかも、愛知県の老舗酒蔵、関谷醸造の麹を使っているので品質も折り紙付き。是非、チェックしてみてください。