KojiLabo

麹ラボ

麹の活用3パターン解説!毎日使える簡単レシピも紹介

「麹の使い方がいまいちわからない」

「腸活や美容にいいって本当?」

「食べる以外の使い方もあるの?」

麹はさまざまな用途に使え、食事の調味料としてだけでなく、美容や腸活・ダイエットにも活用できます。

この記事でわかることは下記のとおりです。

  • 麹の使い方
  • 美容や腸活に良いとされている理由
  • 簡単に麹を生活に取り入れる方法

記事の後半では、麹を使った簡単レシピも紹介します。スキンケアに取り入れる方法も紹介するので、最後まで読んでみてください。

1.麹の使い方3パターン

麹は下記の3つに活用できます。

  • 調味料
  • 美容
  • 腸活

1つずつ詳しく解説します。

調味料・下味

麹を他の食品や調味料と混ぜ、味付けとして活用します。

「塩麹」や「醤油麹」は、麹を使った身近な調味料のひとつです。塩麹で下味をつけ「唐揚げ」にしたり、普通の塩や醤油のように使用するのが、もっとも簡単な使い方です。

麹に食材を漬け込むと、酵素の働きによって柔らかくなったり、食材本来の旨味が引き出されるなどの効果もあります。砂糖を使わなくても食材の甘さを引き出すため、健康にも良い効果が期待できます。

美容・スキンケア

麹に期待できる美容効果を、成分とあわせて表にまとめました。

成分期待できる美容効果働き
コウジ酸シミ・くすみの改善
乾燥を予防
肌荒れを予防
・シミの原因となる「メラニン」を作る「チロシナーゼ」の働きを抑制する。
・肌が黄色っぽくなる「黄ぐすみ」にも良いとされている。
・水分を保つ。
・抗酸化作用
セラミド乾燥を予防
肌荒れを予防
・乾燥などの外部刺激から肌を守る「バリア機能」の主成分。
・何層もの角層細胞同士の隙間を満たし、細胞同士や水分をつなぎとめている。
・ほこりなどの汚れから肌を守る。

コウジ酸は厚生労働省が認めている「美白成分」のひとつです。シミやくすみを改善するだけでなく、肌の水分を保ってくれます。

さらに体の酸化を防ぐ「抗酸化作用」も期待できます。紫外線などによって体内で活性酸素が活発になると、通常は抗酸化酵素が活性酸素を取り除いてくれるのですが、年齢などの要因により活性酸素の除去が追い付かなくなって酸化すると、肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。

そのため抗酸化作用をもっている「コウジ酸」を取り入れると、不足した抗酸化酵素を補い、肌荒れ防止を期待できます。麹を水やお湯に溶かし、直接肌にのせるとスキンケアにも活用できますよ。

ダイエット・腸活

麹に含まれるダイエットや腸活に役立つ成分と働きを、下記の表にまとめました。

成分期待できるダイエット・腸活効果働き
酵素デトックス
腸内環境を整える
・消化器官や代謝に働きかけ、体内の余分な毒素を取り除く。
・でんぷんを分解し、でんぷんよりも小さな糖のかたまりで、善玉菌の栄養源となるオリゴ糖にする。
食物繊維便秘改善・善玉菌の栄養源となる。
・不足しがちな水溶性食物繊維。

腸のなかで悪玉菌が優位になると脂肪を溜め込みやすくなります。悪玉菌によって糖類が分解・吸収されるため、肥満になりやすいといわれているのです。そのため腸内環境を整え善玉菌を優勢な状態にするだけで、健康的に痩せやすくなります。

麹を摂取すると、腸内環境を整える働きを持つ善玉菌のエサとなるオリゴ糖が増え、食物繊維も含まれているため腸活やダイエット効果を期待できるのです。

2.麹に美容効果や腸活・ダイエット効果を期待できる4つの理由

麹に美容効果や腸活・ダイエット効果を期待できる理由は、主に下記の4つです。

  • 代謝に働きかけるビタミンB群
  • 老廃物を溜めないカリウム
  • 善玉菌を増やす酵素
  • 腸内細菌のエサとなる食物繊維

1つずつ詳しく解説します。

1.代謝に働きかけるビタミンB群

麹には複数のビタミンB群が含まれています。麹に含まれるビタミンBを下記の表にまとめました。

成分含有量
ビタミンB10.11mg
ビタミンB20.13mg
ナイアシン1.5mg
ナイアシン当量2.8mg
ビタミンB60.11mg
葉酸71ug
パントテン酸0.42mg
ビオチン4.2ug
出典:食品成分データベース|文部科学省

ビタミンB群の働きには、美容効果やダイエット効果が期待できます。ビタミンBは「糖質や脂質を代謝する」など、エネルギーを作る成分です。そのため免疫機能や皮膚の健康にも関わっています。

ビタミンB群の働きにより代謝が活性化されると、脂肪をエネルギーに変えやすくなります。ビタミンBの、血行促進や代謝効果により老廃物の排出を促し、肌荒れやくすみの改善が期待できます。爪や髪の健康も守ってくれるため、積極的に摂取したい成分です。

2.老廃物を溜めないカリウム

カリウムにも、美容効果やダイエット効果が期待できます。カリウムは「必須ミネラル」の1つで、体内に存在する60〜70種類のミネラルのうち「生命を維持するうえで欠かせないもの」です。

カリウムは摂りすぎた塩分の排出を促します。塩分が排出されないと体内の塩分濃度を薄めようと体が水分を溜め込んだ結果、むくみにつながるのです。体がむくむと血流が乱れ老廃物が溜まり、肌トラブルを引き起こします。

カリウムを摂取すると老廃物を排出できるため、肌トラブルやむくみの改善を期待できるのです。

3.善玉菌を増やす酵素

麹は酵素のチカラででんぷんを分解し、善玉菌の栄養源となる「オリゴ糖」に変えます。オリゴ糖が腸内環境を整える効果について、厚生労働省e-ヘルスネットには、下記のような内容が掲載されています。

「オリゴ糖はビフィズス菌などの善玉菌と呼ばれる腸内細菌の栄養源となってそれらを増やす効果があり、特定保健用食品として認められています。」

引用:e-ヘルスネット

ヨーグルトなどにも含まれる乳酸菌も、善玉菌のひとつです。乳酸菌は腸内で増殖・糖を分解し、たくさんの乳酸を分泌します。大量の乳酸により腸内を弱酸性にし、悪玉菌が棲みつくスペースを減らします。

オリゴ糖と乳酸菌により善玉菌が優勢になるため、腸内環境が改善するのです。

腸内環境はダイエットを含む美容と密接に関係しているため、善玉菌が優勢な状態をつくると、便秘だけでなく肌荒れの改善効果なども期待できます。

4.腸内細菌のエサとなる食物繊維

腸活やダイエットにおいて、食物繊維は必要不可欠な栄養素です。オリゴ糖だけではなく、食物繊維も善玉菌のエサになります。食物繊維をバランスよく取ると便秘改善につながるため、腸活やダイエットには欠かせません。

食物繊維の理想的なバランスは「水溶性:不溶性=2:1」だといわれています。ただ普段の食生活で野菜をたくさん食べていても、不溶性食物繊維の割合が増えてしまい、水溶性食物繊維が不足しがちになってしまいます。

その不足を補うために、おすすめなのが麹です。他にも水溶性食物繊維の多い海藻などと、バランスよく組み合わせていきましょう。

3.簡単に麹を生活に取り入れる方法

手軽に麹を生活に取り入れたい方は、食事で摂取するのをおすすめします。麹を使った主な食品は、下記の6つです。

  • 味噌
  • 醤油
  • みりん
  • 甘酒
  • 日本酒など

また麹に塩や醤油を発酵させる「塩麹・醤油麹」などもおすすめです。

麹に食材を漬け込むと、酵素の働きによって柔らかくなったり、食材本来の旨味が引き出されるなどの効果もあります。砂糖を使わなくても食材の甘さを引き出すため、健康にも良い効果が期待できます。

Kojikoなら料理にふりかけるだけ

Kojiko(麹粉)を使えば、手軽に麹を取り入れられます。

Kojikoとは、弊社が「麹の魅力を広め、麹のある日常へ」との想いから、粉末化した麹です。Kojikoの商品ラインナップを下記の表にまとめました。

商品名内容量金額
麹粉プレーン100g1,200円
麹粉スパイスレッド50g1,000円
麹粉スパイスカレー50g1,000円
麹粉スパイス八丁味噌50g1,000円
麹粉スパイス塩麹50g1,000円
麹茶40g×5P1,000円
Bath Koji (プレーン)40g×52,300円
40g×104,500円

Kojikoは品質にとてもこだわっています。Kojikoの麹はすべて、奥三河関谷醸造の上質な環境で、蔵人の手で造られた「蓬莱泉(ほうらいせん)」のものを使用しています。さらに熱に弱い酵素に影響を与えない製法で、すべて弊社で製粉しているのです。

お米は玄米に近い外側を削り、芯白に近い部分を使用しているため、上質な甘味があります。

手間のかかる麹を粉末化したことで、手軽に取り入れられるようになりました。さらに「塩麹」などを作る際も通常は数日かかりますが、Kojikoは短期間で発酵させられるため1日で作れますよ。

4.麹粉を使った簡単レシピ

麹粉を使って簡単に作れるレシピを「食事」と「スキンケア」の2つに分けて紹介します。「混ぜるだけ」や「かけるだけ」のレシピも紹介するため、すぐに実践できますよ。

ダイエット中でもOKな食事のレシピ

ダイエット中でもOKな簡単レシピは、下記の5つです。

  • 麹水
  • 小腹スムージー
  • 麹粉サラダ
  • 鶏ハム
  • 麹粉ベイクドチーズケーキ

1つずつ詳しく紹介します。

1.麹水

麹水は甘酒や塩麹のように発酵させる必要がないため、簡単に作れます。麹水の作り方は下記のとおりです。

材料や使うもの

  • 米麹:100g
  • 水:500ml
  • 不織布パック:1~2枚
  • 麹水を作る容器

作り方

  1. 不織布パックの中に米麹を入れる
  2. 不織布パックに入れた米麹と水を容器に入れる
  3. 冷蔵庫に入れて8時間待って完成

麹水は必ず冷蔵庫で保管し、3日以内に飲み切りましょう。また65度以上の熱を与えると酵素が破壊されるため、温めないようにします。

不織布パックに入れた米麹は「3回」まで、繰り返し使用できます。繰り返し使うと味や色が薄く感じる可能性がありますが、効果に変わりはありません。

使い終わった米麹は、不織布パックに入れたまま入浴剤として再利用するのがおすすめです。全身美肌になれる効果が期待できます。

麹の効果を実感するタイミングは個人差があります。そのため1ヶ月は継続して飲んでみましょう。

2.小腹スムージー

材料

  • バナナ:1本
  • アボカド:1/2個
  • はちみつ:小さじ1程
  • 麹粉:小さじ1
  • 豆乳:お好み

上記をミキサーに入れて混ぜるだけで、簡単に作れます。

小腹を満たしながら、腸活もできるスムージーです。イソフラボンや食物繊維などの女性に嬉しい栄養素が豊富なため、ダイエットを含めた美容効果が期待できます。

3.麹粉サラダ

材料

  • 茹でダコ
  • ブロッコリー
  • にんにく入りバジルソース
  • オリーブオイル
  • レモン汁
  • こしょう
  • 麹粉スパイス塩麴

上記を和えるまたは、かけるだけで簡単に作れるサラダです。

オリーブオイルの主成分である「オレイン酸」には、下記のダイエット効果が期待できます。

  • 脂肪燃焼を助ける
  • 食欲を抑制する
  • 血糖値の上昇を抑える
  • 排便を促す

そのためドレッシングの代わりに、オリーブオイルや麴を取り入れると、健康的に痩せられますよ。

4.鶏ハム

材料

  • 鶏むね肉
  • 砂糖
  • 麹粉スパイス塩麴
  • お好みの調味料

作り方

  1. 鶏むね肉の両面にフォークで穴を空ける
  2. 砂糖と麹粉スパイス塩麴を揉みこむ
  3. お好みの調味料をラップに出し、キャンディー状に巻く
  4. 加熱して冷やす
  5. 完成

肉に麹を揉みこむと、酵素の働きによってしっとり柔らかく仕上がります。むね肉のパサパサ感が苦手な方でも美味しく食べられるため、麹を使って調理するのがおすすめです。

麹粉ベイクドチーズケーキ

麹を使用すると、砂糖不使用でスイーツまで作れます。

ベイクドチーズケーキは、生クリーム200mlを「麹粉プレーン5gとヨーグルト200mg」に変えるだけです。砂糖を使っていないため、ダイエット中のおやつにも活用できます。

麹を取り入れると、ダイエット中でも甘い物を食べられますよ。

週1回の特別なスキンケア

Kojikoは美容用の麹粉も販売しています。美容用の麹粉を使ったスキンケア方法を「洗顔」と「フェイスパック」にわけて紹介します。週1回から取り入れてみてください。

洗顔

泡洗顔ではなく「プレミアム麹 美容用」を溶かしたもので洗顔します。麹粉での洗顔は乾燥せずしっとりとした洗い上がりです。

メイクしない休日など、軽い洗顔で済む日に「麹粉洗顔」をしてみるのがおすすめです。お湯でのみで洗うよりはしっかりと洗顔でき、泡洗顔より軽く洗えます。

パック

プレミアム麹 美容用は「フェイスパック」にも使えます。麹粉パックの作り方は下記の2パターンあります。

プレミアム麹 美容用お湯(30~40℃)仕上がり
10g30gトロトロ
5g30gサラサラ

上記をこすらないように顔に乗せ「5〜10分」待ち、洗い流します。泡洗顔は不要です。肩までしっかりパックしたい方は「1:3」の割合で作るのをおすすめします。

お顔にも使えますし、ガサガサなかかとをふっくらきれいにも。

顔のパックに使用する前に「パッチテスト」をしましょう。肌に合わない場合、反対に肌が荒れてしまう恐れがあります。

5.まとめ

麹は下記の3つに活用できます。

  • 調味料
  • 美容
  • 腸活

国に認められた美白成分の「コウジ酸」がメラニンの増殖を防ぎます。さらに角層のセラミドが増えるため、乾燥やホコリなどの外部刺激から肌を守ってくれます。

酵素が消化器官や代謝に働きかけ、体内の余分な毒素を取り除いてくれるため、ダイエットを含む美容効果を期待できるのです。またでんぷんを善玉菌の栄養源となるオリゴ糖に変えるため、腸内環境を整えるともいわれています。

麹を摂取すると腸内環境が改善されたり、豊富な栄養素が体にいい影響をもたらしてくれたりと、メリットばかりです。

麹を「手軽に取り入れてほしい」と粉末化したのが弊社「Kojiko」です。一振りで使えるため、本記事で紹介したレシピと一緒に活用して頂けると幸いです。