驚きの隠し味!麹スパイスで新感覚麻婆豆腐

一度食べたら、もう普通の麻婆豆腐には戻れない――。そんな新しい味わいに出会える一品をご紹介します。
中華の定番・麻婆豆腐が、麹スパイスという新しい調味料で、思わず唸るほど深い味わいに変身します。伝統的な麻婆豆腐の美味しさはそのままに、これまで味わったことのない新たな奥行きが加わります。
最後の仕上げに加える一振りで、スパイスのピリ辛さと豆腐のやさしい味わいが見事に調和。発酵食品ならではの自然な甘みと旨みが、本来の辛さを活かしながら、まろやかでコク深い味わいへと導きます。
手軽に使える麹スパイスで、いつもの麻婆豆腐をワンランクアップ。伝統の味わいに新しい発見を加えた、ご家庭で作る本格中華の新定番レシピを、ぜひお試しください。
レシピ
発酵食品である麹スパイスを加えることで、定番の麻婆豆腐が新しい味わいに大変身!最後の仕上げに振りかけるだけで、スパイシーな辛さの中に自然な甘みと深い旨みが加わり、これまでにない奥深い味わいを楽しめます。
基本的に、ご家庭で普段作る麻婆豆腐のレシピの仕上げに麹スパイスを加えていけばOKです。ここでは、基本の麻婆豆腐のレシピを紹介します。今回作ったレシピは、後ほど写真を交えながら詳しく見ていきましょう。
1. 豆腐の下準備
豆腐は食べやすい大きさにカットします。水気をしっかり切っておくことで、味がぼやけません。
2. 調味料の準備
長ネギ、しょうが、にんにくをみじん切りにします。また、調味料(豆板醤、甜麺醤、醤油、オイスターソース)を計量しておきます。
3. 肉味噌作り
フライパンにごま油を熱し、みじん切りにした野菜を弱火で炒めます。香りが出てきたら豆板醤を加えて炒め、ひき肉を加えてさらに炒めます。
4. 調味料を加える
ひき肉がパラパラになってきたら、甜麺醤、醤油、オイスターソースを加えて全体を炒めます。
5. 豆腐を加える
水を加えて沸騰させ、下準備した豆腐を静かに加えます。中火で3分ほど煮込みます。
6. 仕上げ
水溶き片栗粉でとろみをつけ、最後に麹スパイスを全体に振りかけます。お好みで花椒(粉山椒)を加え、完成です。
材料
材料(2〜3人分)
- 木綿/絹豆腐:2丁
- 豚ひき肉:200g
- 長ネギ:1本(みじん切り)
- しょうが:1かけ(みじん切り)
- にんにく:2かけ(みじん切り)
- ごま油:大さじ1
- 豆板醤:大さじ1
- 甜麺醤:大さじ1
- 醤油:大さじ2
- オイスターソース:大さじ1
- 水:200ml
- 片栗粉:大さじ1(同量の水で溶く)
- 麹スパイス:適量
- 花椒(粉山椒):適量(お好み)
豆板醤の量はお好みで調整してください。辛いのが苦手な方は控えめに、好きな方は多めに加えてください。麹スパイスは最後の仕上げに加えることで、スパイシーな中にも上品な甘みとコクが加わります。
作り方
まずは、豆腐の下準備から始めましょう。豆腐は絹ごし豆腐/木綿豆腐どちらでも構いません。それぞれ以下のような違いがあります。
木綿豆腐で作る場合
- しっかりとした食感で崩れにくい
- 豆腐自体の存在感があり、食べ応えがある
- ソースと絡めても形が保たれるため、見た目が美しい
- 熱を加えても水分が出にくく、味がぼやけにくい
絹豆腐で作る場合
- なめらかでとろけるような食感
- 豆腐が半分溶け出してソースと一体化し、まろやかな仕上がりに
- 崩れやすいため、優しく扱う必要がある
- よりクリーミーな口当たりで、お子様やお年寄りにも食べやすい
どちらを選ぶかは好みの問題ですが、初めて作る方は扱いやすい木綿豆腐がおすすめです。慣れてきたら、その日の気分や好みに合わせて豆腐を選んでみてください!
写真のように、豆腐は一口大にカットします。豆腐の臭いが気になる場合は、熱湯をかけて臭みを取りましょう。
また、少し手間がかかりますが、キッチンペーパーの上に並べて、しっかりと水気を切っておくと、豆腐が崩れにくくなります。
薬味となる野菜をこのタイミングで全てみじん切りにしておきます。長ネギ、しょうが、にんにくは、できるだけ細かく刻むことで、風味が全体に行き渡ります。
今回は、市販の麻婆豆腐の調味料を活用してみました。
作り方が不安な方は、市販の素を使うことで、基本のレシピも知れるので、初めて作る方や料理初心者の方は、積極的に活用してみてください。慣れてきたら、自分なりの薬味の組み合わせを考えたり、スパイスの量を調節したりアレンジしてみるのも楽しいですよ!
ひき肉を用意しましょう。この段階では特に下処理や味付けなどの工程は必要ありません。
フライパンや中華鍋にごま油を熱し、おろしニンニクを加えます。
ひき肉を投入し、塊を小さくするようなイメージで細かく炒めていきます。
少し火が通ってきたタイミングで、隠し味の紹興酒を入れます。普通の料理酒を入れても良いのですが、紹興酒を加えることで、より香り豊かになるのでおすすめです。
ひき肉全体に火が通ってきたら、調味料を加えます。
調味料とひき肉が混ざり合い、とろみが出てきたら、豆腐を入れましょう。豆腐は優しく混ぜ、崩れないように注意しましょう。
最終仕上げとして、麹スパイスの登場です。
ここからが今回の新しいポイント。最後の仕上げに、麹スパイスを全体にふんわりと振りかけます。振りかけ過ぎると味が強くなりすぎてしまうので、少しずつ加えて味を見ながら調整するのがコツです。
お好みで花椒(粉山椒)をふりかけ、完成です!麹スパイスの効果で、スパイシーな辛さの中にも上品な甘みとコクが加わり、これまでにない新しい味わいの麻婆豆腐に仕上がりました。
ご飯にかけて「麻婆丼」にするのはもちろん、豆腐の代わりにナスを使って「麻婆ナス」にアレンジするのもおすすめです。麹スパイスは野菜との相性も抜群なので、いろいろな野菜で試してみてください!
今回麹スパイスを加えたことで、いつもの麻婆豆腐が驚くほど味わい深い一品に。最後の一振りで、プロの味を超える深みが実現できます。ぜひ、みなさんもお試しください!
また、今回は、Kojikoの「麹粉スパイス(八丁味噌)」(50g/¥1,080)も使用しました。
Kojikoの「麹粉スパイス(八丁味噌)」は、愛知県岡崎市の老舗「八丁味噌 カクキュー」の八丁味噌パウダーを使用し、深いコクと芳醇な旨みが特長です。米麹を粉末化した麹粉がベースになっており、ふんわりとしたお米の香りと自然な甘みが、八丁味噌の濃厚な味わいと見事に調和します。
糖質、食物繊維、たんぱく質、ビタミンB群、ナイアシン、モリブデン、マンガンなどの栄養素が豊富に含まれており、免疫力向上や疲労回復、美容効果など、健康と美容の両面をサポート!
また、使い方もとても手軽!ハンバーグやギョウザの肉だねに加えたり、煮物や汁物の隠し味として使うことで、料理のコクがぐんとアップします。かけるだけで簡単に味噌田楽や味噌焼きが作れるので、和食の味付けにも重宝します。
50gのコンパクトなサイズで気軽に試せるので、伝統的な八丁味噌の風味と麹の自然な旨みで、毎日の料理をワンランクアップさせたい方におすすめです。
この他にも、「旨辛レッド」「塩麹」「カレー」味もご用意しています。今回は八丁味噌味を使用しましたが、他のスパイスもお好みで活用してみてください。
「麹を料理に取り入れてみたいけれども難しそう…」という方は、まずは麹スパイスからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
最後の仕上げに麹スパイスを加えるだけで、定番の麻婆豆腐が思わぬ進化を遂げます。スパイシーな辛さの中に、発酵食品ならではの自然な甘みとコクが加わることで、これまで味わったことのない新しい味わいに。
伝統的な一品に新しい発見を加える麹スパイスの実力を、ぜひご家庭でお確かめください。本格中華の新定番として、きっとレパートリーに加えたくなる一品です。