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麹ラボ
2024.9.26

麹のパワーで夏バテ解消|甘酒のおすすめ量や熱中症効果、注意点を解説

猛暑続きで、だるさや食欲不振などの夏バテでいまいち元気が出ないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな時、健康的な夏を過ごすために注目されているのが「麹」を使った甘酒です。

麹には栄養が豊富に含まれており、体調管理や熱中症対策としても効果が期待されています。

本記事では、麹を活用した甘酒が夏バテにどのように役立つのか、効果的な摂取方法について詳しく解説します。甘酒を飲む際の注意点も紹介し、麹を生活に取り入れてみたい方はぜひ参考にしてください。

夏バテとその症状

夏の暑さが続くと、体調が崩れやすくなります。その原因の一つが「夏バテ」です。夏バテは、単なる疲れや暑さに対する一時的な不調ではなく、体に長期的なダメージを与えることもあります。この章では、夏バテの原因や症状について詳しく見ていきましょう。

夏バテの主な原因は、日本の高温多湿な夏の環境による体温調節機能の乱れ、食欲不振、睡眠不足です。

汗をかくことによって慢性的な水分・ミネラル不足となり、体のエネルギーが枯渇して疲労感やだるさが蓄積します。さらに、エアコンの使用による急激な温度変化も体にストレスを与え、体調が悪化しやすくなります。

具体的な症状としては、食欲低下、体全体の疲労感、胃腸の不調、頭痛などが挙げられます。

夏バテに効く食材と生活習慣

夏バテを防ぐためには、適切な食事と生活習慣が欠かせません。ビタミンB群やクエン酸を含む食品を積極的に摂取し、規則正しい生活を送ることで体調を整えましょう。

夏バテに効果があるといわれている食材は、以下の通りです。

  • タンパク質(肉・魚介類、乳製品、大豆など)
  • ビタミンB1(ごま、玄米、豚肉など)
  • ビタミンB2(牛乳、納豆、レバー、うなぎなど)
  • ビタミンC(レモン、ブロッコリー、パプリカ、キウイなど)
  • ミネラル(野菜・果物類、海藻類、食塩、煮干しなど)

また、睡眠を十分に取ることや、エアコンの温度を適切に保つこと、適度な運動を心がけることも、夏バテ予防に有効です。

麹はなぜ夏バテに効くのか?

近年、発酵食品が健康や美容において注目されていますが、中でも「麹」は栄養価が高く、夏バテ対策にもぴったりの食材です。麹がどのように夏バテに効くのか、その栄養素や作用について見ていきましょう。

栄養素が豊富

麹には、私たちの体に必要不可欠な栄養素が豊富に含まれています。特に注目すべきなのは、以下の成分です。

  • ビタミンB群:ビタミンB1、B2、B6など、エネルギー代謝を活性化させる役割を持つビタミン群が豊富です。疲労回復が促進され、夏バテで消耗した体力を効率よく補えます。
  • アミノ酸:麹には、体内で生成できない必須アミノ酸が多く含まれています。必須アミノ酸は筋肉の修復や、ホルモンのバランス調整に役立ち、身体の回復力を高めます。
  • 酵素:消化酵素や代謝酵素が豊富で、食物の消化吸収を助け、胃腸の調子を整える効果があります。

これらの栄養素は、発酵過程で分解・生成されるため、体が必要とする栄養を効率よく吸収できる点が麹の大きな特徴です。

麹の効果が体内でどのように作用するか

麹に含まれるビタミンB群やアミノ酸は、体内でエネルギーを生成する際に欠かせない役割を果たします。特に、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換し、疲労回復を助けるため、夏バテでエネルギーが不足した状態を改善します。

また、アミノ酸は筋肉や臓器の機能を維持するために必要不可欠で、代謝をサポートし、体全体の調子を整えます。

さらに、麹に含まれる酵素は消化器官をサポートし、食欲が低下しているときでも胃腸の働きを活発に保つ効果があります。麹は内側から体の調子を整え、夏バテに対抗する力を提供してくれます。

夏バテを予防・緩和する麹の成分

夏バテ予防に特に効果的なのが、麹に含まれる「アミノ酸」と「酵素」です。アミノ酸は、体内でタンパク質を合成し、筋肉や臓器の修復をサポートします。

また、麹の酵素は食物の消化吸収を促進し、胃腸の働きを改善するため、夏バテで食欲が減退した際にも、効率的に栄養を補給できるメリットがあります。

甘酒で夏バテを解消する方法

甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高い飲み物です。そのため、夏バテの疲労回復や栄養補給にぴったりです。ここでは、甘酒がどのように夏バテを和らげるのか、そして摂取量や種類について詳しく説明します。

甘酒と夏バテの関係

甘酒は、酒粕や米麹を発酵させて作られる飲み物で、ビタミンやアミノ酸、ブドウ糖が豊富に含まれています。体内で効率よくエネルギーに変換され、夏バテで失われたエネルギーを飲み物として摂取することで素早く補うことができます。

甘酒のメリットは以下の通りです。

  • エネルギー補給:ブドウ糖が豊富なため、即効性のあるエネルギー源として体に吸収されやすいです。
  • 消化促進:麹に含まれる酵素が消化を助け、夏バテによる胃腸の不調を改善します。
  • 栄養補給:ビタミンB群やアミノ酸が体内の代謝を促進し、疲労回復をサポートします。

このように、甘酒は夏バテに効果的な自然のエネルギードリンクといえるでしょう。

夏バテに効く甘酒の摂取量

甘酒はその高い栄養価から、適量を摂取することで夏バテを予防・改善する効果がありますが、過剰に摂取することは逆効果になることもあるため注意が必要です。

甘酒の適正な摂取量は150〜200ml程度が正しい量とされています。甘酒コップ1杯で約152Kcalで、厚生労働省によると間食の推奨カロリーは約200Kcalとされているため、やはり1日に摂取するのはコップ1杯程度に留めておくのが良いでしょう。

朝食や運動後に摂取することで、エネルギー補給の効果を最大限に発揮できます。

麹甘酒の種類とおすすめの飲み方

甘酒には大きく分けて「米麹から作られたもの」と「酒粕から作られたもの」があります。 米麹甘酒はアルコールを含まず、発酵によって自然な甘さが生まれるため、健康志向の人に人気です。

アルコールを含まないことから、乳幼児のおやつ作りにも適しています。

一方、酒粕甘酒は微量なアルコールを含むことがあり、こちらは料理やデザートに使用されるケースが多いようです。 夏バテ対策には、栄養豊富で飲みやすく消化に優れた米麹甘酒が推奨されます。

甘酒を飲んではいけない病気はある?

甘酒は栄養豊富で体に良い飲み物として知られていますが、すべての人に適しているわけではありません。特定の持病を持っている方や健康状態に問題がある方は、甘酒の摂取量に注意しましょう。

甘酒を飲んではいけない病気:糖尿病・高血圧の場合は注意

特に注意が必要なのは、糖尿病や高血圧の持病を持つ方です。 甘酒は自然の甘さが魅力ですが、その甘味は主にブドウ糖によるものです。 

糖分が豊富に含まれているため、血糖値を急激に上昇させるリスクがあります。 糖尿病の方は血糖値管理が重要であるため、健康に良いからといって甘酒をたくさん飲むことは控えるべきでしょう。

また、高血圧の方も注意が必要です。甘酒自体に塩分はほとんど含まれませんが、食事全体のバランスを重視し、過剰な糖質摂取は避けるべきです。甘酒を飲む際は摂取量を慎重に調整することが求められます。

健康な人でも気をつけるべき点

甘酒は健康な人にとっても良い飲み物ですが、適量を守ることが大切です。特に、次の点には注意が必要です。

  • カロリー管理:甘酒には意外と多くのカロリーが含まれています。 特にダイエットをしている場合は、カロリーオーバーにならないよう、1日に飲む量を基本とすることが重要です。
  • 血糖値の急上昇:糖分が多いため、食事と合わせて飲むことで血糖値が急上昇する可能性があります。の一部として取り入れるのが理想です。

甘酒は非常に栄養価の高い飲み物ですが、飲みすぎや、食事とのバランスに注意しないと、かなり体調を崩してしまう可能性もあります。

熱中症対策にも役立つ麹甘酒の効果

夏バテや体力低下の対策として注目される甘酒ですが、実は熱中症対策にも効果が期待されています。ここでは、甘酒がどのように熱中症予防に使えるのか、さらに効果を高めるポイントについて解説します。

甘酒と熱中症対策:塩分と水分補給の役割

夏場に起こりやすい熱中症は、体内の水分や塩分が失われ、体温調節が正常にできなくなることが原因です。 甘酒は水分補給だけでなく、エネルギー源となるブドウ糖や、代謝をサポートするビタミンB群を含んでおり、体力の回復に役立ちます。

甘酒は熱中症で失われがちな塩分や水分を効果的に補給できるため、甘酒は暑い夏の水分補給飲料としても優れた選択肢となります。

甘酒の熱中症効果を高めるポイント

甘酒を熱中症対策としてより効果的に摂取するタイミングは、日差しが強い時間帯に外出する前や、運動後の水分補給時に甘酒を摂取するのがおすすめです。

さらに甘酒を冷やして飲めば、身体を冷やしながら水分補給をサポートするため、暑さで体力を消耗した後には特に効果的です。

夏バテ知らず!「Kojiko」を使った手軽な甘酒の作り方

忙しくても、簡単に栄養補給ができる「Kojiko」を使った甘酒作りがおすすめです。「Kojiko」は醸造所で作られた麹を粉末化した商品で、手軽に本格的な甘酒を自宅で楽しむことができます。

作り方はなんと、麹パウダーに規定量の水を入れたら放置して発酵させるだけです。アレンジも簡単にできるため、飽きることなく毎日続けることができます。さらに、甘酒以外にも普段の料理やおやつ作りにプラスするだけで、麹の栄養価を摂取することが可能です。

Kojikoを使ったレシピはInstagramをチェック!

まとめ

夏の暑さで感じるだるさや疲れを緩和するためには、栄養価の高い食べ物を積極的に取り入れることが大切です。特に麹を使用した甘酒は、夏バテや熱中症の予防に効果的な飲み物として注目されています。

「Kojiko」の麹パウダーを使えば、気軽に麹を生活に取り入れながら、健康的な夏を過ごせます。適切な量と方法で甘酒を楽しみながら、体調管理をしっかり行いましょう。