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麹ラボ
2024.6.20

甘酒を飲んで運転しても大丈夫?アルコールの影響と飛ばし方を解説

甘酒は日本の伝統的な飲み物であり、美味しくて健康にも良いとされています。しかし、甘酒には微量のアルコールが含まれているため、運転前に飲んでも大丈夫かどうか不安になる方も多いでしょう。

この記事では、甘酒を飲んでも運転していいのか気になっている方のために、甘酒のアルコール含有量、甘酒のアルコール分を飛ばす方法、子供や運転に関する注意点について詳しく解説します。

甘酒の基礎知識

甘酒は日本の伝統的な発酵飲料で、その独特な甘みと栄養価の高さから、多くの人々に親しまれています。しかし、甘酒には微量のアルコールが含まれていることもあり、運転前に飲んでも問題ないのか不安に思う方もいるでしょう。

この章では、甘酒の基本的な情報と、含まれるアルコールについて詳しく解説します。

甘酒とは?

甘酒は、米と米麹、または酒粕を発酵させて作られる飲み物で、日本人には古くから親しまれています。平安時代には既に「甘い酒」として記録に残っています。江戸時代には庶民の間で広く飲まれるようになり、特に夏の栄養補給飲料として親しまれました。

近年、甘酒は「飲む点滴」とも称されており、高い栄養素と美容効果で年齢を問わず多くの人々に注目されています。

甘酒の種類と特徴

甘酒には大きく分けて米麹甘酒と酒粕甘酒の2種類があり、それぞれに異なる特徴があります。

米麹甘酒は、米と米麹を発酵させて作られるため、自然な甘みが特徴です。この甘さは砂糖を加えたものではなく、発酵によって生成されたものです。

また、アルコールを含まないため、子供や妊婦、アルコールに敏感な人でも飲むことができます。栄養面では、ビタミンB群やアミノ酸が豊富で、特に疲労回復や美容効果が高いとされています。

酒粕甘酒は、日本酒の製造過程で生じる酒粕を原料にしています。酒粕には日本酒の風味が残っており、甘酒に独特の風味を与えます。このタイプの甘酒には微量のアルコールが含まれていることが多く、その濃度は通常0.1%から1%程度です。

また、酒粕には食物繊維やペプチド、アミノ酸が含まれており、腸内環境の改善や免疫力向上に寄与します。

甘酒に含まれるアルコール量

米麹甘酒は発酵の過程でアルコールが生成されないため、基本的にノンアルコールです。これは、発酵の過程で酵母を使用しないためであり、アルコール摂取を避けたい人や子供でも飲むことができます。

一方、酒粕甘酒には微量のアルコールが含まれています。このアルコール含有量は、通常0.1%から1%程度であり、日本酒のような風味を楽しみながら飲むことができます。

しかし、運転前に飲む際には注意が必要です。酒粕甘酒に含まれるアルコールは微量ですが、大量に飲めばアルコールの影響を受ける可能性があります。

甘酒を飲んで運転するリスク

日本の飲酒運転規制は非常に厳しく、呼気中のアルコール濃度が0.15mg/L以上であれば飲酒運転と見なされます。甘酒を飲んだ場合、特に酒粕甘酒では微量のアルコールが含まれているため、この規制に引っかかる可能性があります。

例えば、0.1%のアルコールを含む甘酒を大量に飲んだ場合、アルコール濃度が基準を超えるリスクがあるため、運転前に甘酒を飲む際は十分に注意が必要です。

アルコール検知器での甘酒の反応

アルコール検知器は、呼気中のアルコール濃度を測定するデバイスです。甘酒を飲んだ後、特に酒粕甘酒を飲んだ場合、アルコール検知器が反応することがあります。

実際の検知結果は、飲んだ量や時間経過に依存します。甘酒やノンアルコールビール、奈良漬などでもアルコールが検知されたケースがあるため、運転前に甘酒を飲むことは避けるべきです。

子供に甘酒を飲ませてもいい?

甘酒は栄養価が高く、子供の健康にも良いとされていますが、実際に子供へ飲ませることに不安を感じる親も多いでしょう。

この章では、子供に甘酒を飲ませる際の注意点や適切な摂取量、アルコールを飛ばす方法について詳しく見ていきます。

子供に甘酒を飲ませる際の注意点

子供に甘酒を飲ませる際には、米麹甘酒を選ぶことが重要です。米麹甘酒はノンアルコールであるため、子供にも安全です。

また、初めて飲む場合は、少量から始めて子供の反応を確認することが大切です。甘酒の甘さや風味が合わないだけでなくアレルギーの可能性もあるため、無理に飲ませないようにしましょう。

また、発酵食品のため一時的に便が緩くなる可能性も頭に入れておきましょう。

年齢に応じた摂取量

甘酒は栄養素の高さから、子供の栄養補給として与えることも推奨されています。生後10か月ほど経ち、離乳食後期に入ればそのまま与えてもOKです。濃い味を与えることに抵抗がある方は、2〜3倍に薄めて与えるとよいでしょう。

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アルコールを飛ばした甘酒の作り方

子供にも安心して飲ませるために、アルコールを飛ばした甘酒の作り方を紹介します。まず、酒粕甘酒を使用する場合は、加熱してアルコールを飛ばす方法が有効です。

具体的には、甘酒を鍋に入れて中火で煮立たせ、その後、弱火で10分程度煮ることでアルコールを飛ばします。この方法により、アルコール分のより低い酒粕甘酒を作ることができます。

米麹からつくったKojikoでも、甘酒が作れます!もちろんアルコール分は入っていないので、安心して手軽に飲んでいただけます。

甘酒のアルコールを飛ばす方法

酒粕甘酒を飲みたいけれど、アルコール分が不安という方は甘酒のアルコールを飛ばしましょう。ここでは甘酒のアルコールを飛ばす方法を解説します。

加熱してアルコールを飛ばす

甘酒からアルコールを飛ばすための一般的な方法は加熱です。酒粕甘酒を使用する場合、中火で煮立たせてから弱火で10分ほど煮ると、アルコールの大部分が蒸発します。

これは、アルコールの沸点が約78.3℃であり、加熱することで蒸発しやすくなるためです。

効果的な加熱方法とその手順

効果的にアルコールを飛ばすためには、適切な加熱方法が必要です。甘酒を鍋に入れ、中火でゆっくりと煮立たせます。この際、焦げ付かないように絶えずかき混ぜることが重要です。煮立ったら火を弱め、さらに10分程度煮続けます。

アルコールが飛ぶまで加熱し続けることで、ノンアルコールの甘酒が完成します。ただし、酒粕の状態や調理環境によってはアルコールが完全に抜けきらない場合もあるため、味見しながら確認しましょう。

まとめ

甘酒は美味しくて健康に良い飲み物ですが、微量のアルコールが含まれているため、運転前に飲む際には注意が必要です。運転前に飲むなら米麹の甘酒を選びましょう。

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