生麹は常温でどれくらい保存できる?麹の保存方法と長期間保存する方法
「生麹の保存方法ってどうしたらいいの?」
「生麹を使ってみたいけど保存方法がわからない」
生麹を食生活に取り入れてみたいけれど、このように不安を感じている方も少なくないでしょう。
せっかく生麹を購入するなら、できる限り使い勝手良く長持ちさせたいですよね。ただし麹は保存方法を誤ると、劣化したりカビが発生したりするため保存方法に注意が必要です。
この記事では、生麹の保存方法や長期保存するために気をつけるポイントを解説していきます。生麹の購入を検討されている方や、使ってみたいものの保存方法に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
1.生麹が余ったら?生麹の適切な保存方法
生麹は米や大豆を原料とした発酵食品で、麹菌によって自然発酵させたものです。生麹の適切な保存方法についてこれから解説していきます。
生麹の保存方法
生麹の保存方法は常温以外にも3種類の方法で保存ができます。
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
- 塩と合わせて保存
それぞれ解説していきます。
冷蔵保存
生麹は生きている麹菌なので、品質を保つために冷蔵保存がおすすめです。短期間で使い切れる場合は、全て冷蔵保存をしてもよいでしょう。使い切れない場合は、次回使用する予定の分量を容器に入れて、残りを冷凍保存するようにしてください。
仕分けの際や冷蔵保存したものを使用する際は、清潔なスプーンと容器を使用するように注意しましょう。スプーンから菌が入り込みカビを発生させてしまう恐れがあるからです。菌を混入させてしまわないように、使用するスプーンや容器を殺菌しておきましょう。
冷凍保存
冷凍すると長期間保存できますが、注意点があります。
それは、冷凍・解凍を繰り返してしまうと生麹の品質が落ちてしまうことです。品質を落とさないために、一回で使う量で小分けして保存しましょう。解凍する量を制限することで、品質を落とさず最後まで使うことができます。
冷凍した麹を使用する場合は、冷蔵解凍で約2時間放置すると使えるようになります。もう少し早く解凍したい方は、常温で解凍してください。
塩と合わせて保存
麹を塩と合わせることで、冷蔵や冷凍よりも長く保存できるだけでなく、常温での保存が可能になります。塩と合わせると生麹に含まれている水分が抜け、腐敗微生物の繁殖を防げるためです。
ただし、塩分を含んだ麹になっているため、使用方法に制限がでてしまいます。甘酒など塩を使わずに麹を使用したい方は、塩と合わせて保存しないよう覚えておきましょう。
乾燥麹の場合
乾燥麹は水分を含んでいないため、常温で保存できます。保存する際は、品質を落とさないように高温多湿・直射日光を避けてください。また、湿度が高くなる梅雨の時期や、気温が高くなる夏場は、冷蔵保存をするようにしましょう。
ただ、製造元によっては冷蔵保存をすると結露が発生しカビの原因になると、冷蔵保存を推奨していないものもあります。そのため、購入した乾燥麹のパッケージに記載されている保存方法を確認してください。
乾燥麹は水分を吸収しやすくなっていますので、保存中に水分を吸収しないよう、密封容器で保存しましょう。
2.生麹や乾燥麹の保存期間
生麹や乾燥麹の賞味期限は以下の通りです。
生麹 | 乾燥麹 | |
---|---|---|
常温 | 約1週間 | 6ヶ月〜12ヶ月※梅雨の時期や夏場は冷蔵保存 |
冷蔵 | 約20日 | |
冷凍 | 約2〜3ヶ月 | ー |
塩と合わせる | 約4ヶ月 | ー |
ここで紹介した賞味期限は目安となりますので、商品に記載されている賞味期限を守るようにしてください。
3.初心者なら麹粉が手軽に保存できておすすめ
麹粉なら生麹や乾燥麹より簡単に保存できます。麹粉とは、生麹を乾燥させ、粉末状に加工したものです。麹粉の保存方法は、乾燥麹と同じで高温多湿・直射日光を避けて保存します。
麹粉は粉末になっているため、生麹のように保存方法や保存期間に気をつかったり、仕分けして収納スペースを確保したりせず、冷蔵庫などの空いているスペースに収納できます。
また乾燥麹のように、使う際水で戻しておく手間もありません。使いたい分だけ粉のままふりかけたり、料理に混ぜたりして使うことができておすすめです。
4.生麹を長期間保存するために気をつけること
麹を長期保存するために気をつけることは次の2つです。
- 密閉できる容器で保存する
- 小分けにして保存する
麹にカビが発生しないようにジップロックなど密閉できるものに入れて保存しましょう。
また、小分けにして保存することで、冷蔵・冷凍保存の出し入れする回数を減らせるため、麹の品質を落としにくくできます。
5.気軽に麹を取り入れたいなら”kojikoパウダー”で
生麹の保存方法は、常温・冷蔵・冷凍・塩と合わせる4つの方法があります。ご自身の使用予定に合わせて適した保存方法をおこなってください。
収納スペースを確保したり保存に気をつかったりするのが面倒くさく感じている方は、麹粉をぜひご利用ください。保存方法は生麹や乾燥麹よりも簡単なうえ、粉末状なので普段の料理へ気軽にプラスすることができます。
kojikoには、プレーンの麹粉から七味風味の麹粉、カレー味の麹粉、八丁味噌の麹粉、塩麹粉とさまざまな種類が揃っているので、さまざまな料理の味付けに活用できます。ぜひ日常の食生活に麹を取り入れてみてください。