自宅で簡単!麹でつくる美肌風呂。その効果と作り方を紹介
麹とは米や麦、大豆などの穀物にコウジカビなどの微生物を発酵させたものを指します。日本食に欠かせない味噌・醤油・酒を作るのに欠かすことができない麹ですが、実は食べて美味しいだけではなく、入浴時に活用することで美容や健康に効能があるとされています。
この記事では、麹を用いたお風呂の効能や特長などについて解説します。
1.人々を健康へ導く麹のチカラ
「発酵」は日本古来から現代にまで受け継がれる伝統的な製法かつ技術です。中でも麹は30〜100種類以上もの酵素(消化や吸収、代謝などを促進するもの)が含まれており、食事として取り込むことで体の内側から健康を促進してくれます。
酵素とは、体の中でおこるほぼすべての化学反応に使われる重要な栄養素です。体内で作り出される酵素もあれば、食事から摂取することもできます。普段の食生活でたくさんの酵素をとるには、様々な種類の食べ物を摂取する必要がありますが、忙しい毎日の中でバランスの良い食事を心がけるのは難しく感じる方も多いことでしょう。そこで麹の出番です。麹を食事に取り入れれば、足りない酵素を簡単に補うことが可能です。
また、2010年に起こった「塩麹ブーム」にはじまり、麹は酵素の働きによって素材本来のうま味や、引き出すことが難しい味の奥行きを引き出すアイテムとして、健康志向の現代で大きな注目を浴びています。
2.化粧水にも使われるほど美容効果の高い麹
豊富な酵素によって健康に良いとされる麹ですが、美容効果も大きく期待されています。
米麹には、肌を正常な状態に保つ為に不可欠なセラミドの合成を活性化させるといわれています。
セラミドは、皮膚の一番表層で保湿やバリア機能を担っている重要な成分です。米麴がセラミド合成酵素を活性化させ、肌のセラミド量を増やす働きが期待でき、肌のバリア機能を高めるという研究結果がでているようです。最近では、米麹を主成分とした化粧水や洗顔料が多く販売されています。
3.麹風呂で期待できる健康と美容の効果
麹の美肌効果を最大限に発揮する方法の一つが入浴です。入浴に麹を活用すれば、さまざまな美容効果を全身で体感することが可能です。
麹を活用して入浴を続けていると、以下のような効果が期待できるといわれています。
1.保湿効果
麹風呂の一つ目のメリットは「保湿効果」です。保湿とは、肌に水分とうるおいを保つスキンケアです。十分な保湿は肌ツヤを良くする他、化粧ノリをよくしたり、紫外線や摩擦など外部の刺激から守る効果があります。
顔だけでなく、全身をくまなく保湿して肌に潤いを与えたい方には麹風呂がおすすめです。
麹には、タンパク質をアミノ酸に分解する酵素やビタミンB1・B2、ビオチンといった保湿成分が豊富に含まれています。自然由来であるため、肌馴染みがよく、お風呂のお湯とともにこれらの保湿成分が肌に浸透して保湿効果が期待できます。また、入浴後の乾燥もしにくいことが特長です。
2.保温効果
麹風呂の二つ目のメリットは「保温効果」です。麹には、熱を発する発酵熱という特長があります。お風呂に麹を入れると浴槽のお湯は冷めにくくなり、普段よりも長くお風呂に浸かることができるでしょう。
また、入浴による保温効果が高まることで血流が良くなります。体内の老廃物や余分な水分を排出しやすくなり、新陳代謝が上がることで肌のトーンが明るくしたり、冷えやむくみを改善することが可能です。
3.美肌効果
麹風呂の三つ目のメリットは「美肌効果」です。麹には、天然のビタミンや酵素がたっぷりと含まれています。これらの成分が肌のターンオーバーを促進し、肌のキメを整え、明るく艶やかな肌にしてくれます。
肌のキメとは、肌表面の凹凸のことを指します。麹の発酵酵素は肌の古い角質に浸透し、取り除く効果がある為、肌の凹凸を綺麗に馴らし、でこぼこやしわのない、滑らかな肌に導くのです。
※麹風呂の美肌効果は個人差があります。また、肌の状態やトラブルによっても効果が異なる場合があります。肌に合わない場合や過敏な反応がある場合は、使用を中止し、医師や専門家に相談しましょう。
4.自宅でも簡単に始められる麹風呂のレシピ
温泉や酵素風呂のように、美肌効果に優れた麹風呂のレシピをご紹介します。
麹は米や麦、大豆などから作られますが、麹風呂へ活用するなら米麹がぴったりです。米麹から作られる甘酒に美肌効果やダイエット効果が認められているように、麹風呂でも美容効果が期待できます。。
ここからは、米麹を使った麹風呂の作り方を3つ解説します。
1.麹水(こうじみず)をお風呂に混ぜる
一つ目の方法は自分で麹水を作り、お風呂に混ぜる方法です。
麹水とはその名の通り、麹と水を組み合わせた液体です。飲料や調味料として摂取する人も多く、消化促進や腸内環境改善などダイエット効果も期待されています。麹水をお風呂に活用すれば、麹風呂を自宅で体験できます。
麹は、お米という日本人にとって最も身近な食材を用いて生成できるため、自宅でお手軽に麹水を作ることが可能です。
麹水の作り方
麹水は米麹と水で誰でも簡単に作ることができます。
準備するものは、米麹・水・お茶パック・飲み物用のボトル(冷蔵庫でお茶を冷やすような1リットル程度のボトル)です。
作り方
- お茶パックに麹100グラムを入れる
- パックに入れた麹をボトルの中に入れる
- ボトルに水を注ぐ
- 冷蔵庫で8時間置いたら出来上がり
発酵や酵素と聞くと手間暇がかかりそうですが、市販の米麹を使えば簡単に麹水をつくることができます。完成した麹水をお風呂に注いで、麹風呂の完成です。
体調や好みによって濃度を変えることができるので、麹風呂ビギナーの方や、敏感肌で不安がある方にはおすすめです。
2.麹パックをお風呂に入れる
二つ目は①の麹水を作る際に使ったお茶パックに入った麹そのものをお風呂に入れる方法です。麹水を作る際に使ったボトルが、そのまま浴槽に変わるようなイメージです。
お湯の温度も影響することから、麹の成分の浸透具合も濃くなるため、麹風呂の効能をより贅沢に楽しみたい方にはおすすめの入浴法です。
3.入浴剤を使う
三つ目の方法は入浴剤を使う方法です。
2010年頃にはじまった麹ブームは食だけではなく、日本人のライフスタイルにも大きな影響を与えました。これをきっかけに、美肌効果・保湿効果の高い麹のメリットを活かした入浴剤が多く展開されるようになりました。
新潟のブランド米の米麹から生成された入浴剤や、ラベンダー・レモンピールなどのハーブと合わせて楽しめる入浴剤、大切な人へ日頃の感謝を伝えるギフトセットまで、バラエティに富んだ麹入浴剤を楽しむことができます。
「自分で麹風呂を作るのはちょっと手間だな」
「成分や効能を比較して楽しみたいな」
といった方には入浴剤での麹風呂がおすすめです。さまざまな種類の麹を活用した入浴剤が展開されているため、自分の好みにあった麹入浴剤を探してみるのも楽しんでみてください。
5.麹風呂を手軽に楽しみたいならKojikoがおすすめ
健康や美容に良い麹風呂をいち早く試してみたいと思っていても、麹の取り扱いが不安といった方も多いのではないでしょうか。
麹を独自の製法で粉末化に成功させ、より生活に身近に取り入れることを目指している会社が「Kojiko」です。kojikoでは「関谷醸造」の麹を100%使用した麹粉を販売しています。Kojikoでは日本の”発酵の伝統”を”次世代”へというコンセプトのもと、徹底的な品質へのこだわりと、麹×●●という発想で無限の可能性に挑戦しています。
麹の美容効果を気軽に試してみたい方は、ぜひ一度kojikoの麹粉をお試しください。