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麹ラボ
2025.4.29

乾燥麹の戻し方を解説|そのまま使う・食べる方法や換算表も紹介

乾燥麹を手に入れたけれど、戻し方がわからない、そんなお悩みはありませんか?この記事では、乾燥麹を生麹に戻す基本の方法をわかりやすく解説します。

さらに、乾燥麹をそのまま使ったり食べたりする方法や効果、水で戻す必要がない便利な麹製品「Kojiko」の活用術まで詳しくご紹介します。乾燥麹を上手に使いこなして、毎日の食生活をもっと豊かにしましょう。

乾燥麹とは?生麹との違い

乾燥麹について正しく理解することが、上手な使い方への第一歩です。ここでは生麹との違いや、それぞれの特徴を解説します。

乾燥麹とはそもそもどんな食品?

乾燥麹とは、通常の生麹から水分を飛ばして長期保存できるようにしたものです。生麹は水分を30〜35%含みますが、乾燥麹は10%以下。これにより、常温でも長期間保存が可能となります。

生麹は発酵する力が高く甘酒や味噌作りに向いていますが、保存条件が難しいため取り扱いに注意が必要です。一方で乾燥麹は、扱いやすくいつでも使いたい分だけ利用できるのがメリットです。最近では乾燥麹の品質も向上しており、発酵力も十分にあります。

乾燥麹の基本の戻し方

乾燥麹を生麹のように使いたい場合には、正しく戻すことが重要です。ここでは初心者でも失敗しない基本の戻し方をご紹介します。料理の味や発酵のスピードにも影響するため、基本を押さえておくと仕上がりがぐんと良くなります。

【準備するもの】

  • 乾燥麹500g
  • ぬるま湯(約50~60℃)200ml

【手順】

  • 乾燥麹をパラパラになるように手でよく揉みほぐす。(固まった部分があれば丁寧にほぐす)
  • ボウルに入れ、50~60℃のぬるま湯を少しずつ加えて全体の水分量が均等になるようによくなじませる。
  • ラップをかけて1~2時間置く。(乾燥具合により時間は調整)
  • 15分くらい間隔をあけながらよく混ぜ合わせる
  • ふっくらとしたら戻し完了。軽く指で押して簡単につぶれるような状態が理想です。

ポイントは「ぬるま湯」の温度。50~60℃前後が適温で、熱湯を使うと麹菌が死滅してしまうため注意しましょう。

乾燥麹を戻す時間はどれくらい?

乾燥麹を戻す際に気になるのが、どれくらいの時間がかかるかということ。ここでは目安となる時間とポイントを解説します。

乾燥麹を戻す時間の目安

乾燥麹を戻す時間の目安は約30分です。しかし室温や麹の乾燥具合によって前後することもあるでしょう。例えば冬場は室温が低いため、40〜50分ほどかかることもあります。

また、麹を使う用途によって変わるケースもあります。甘酒や塩麹など、麹の発酵力を最大限に活かしたい場合は、ぬるま湯に浸けて一晩寝かせる方法もおすすめです。

忙しいときは、乾燥麹を事前に手で細かくほぐしておくと、ぬるま湯が早く浸透して戻し時間が短縮できます。また、ぬるま湯の温度をしっかり50~60℃前後に保つこともポイントです。

乾燥米麹は水で戻す?お湯で戻す?

基本的にはぬるま湯(40℃程度)で戻すのがベストです。冷たい水でも戻せますが、2〜3時間ほど時間がかかるため、手早く戻したい場合には向きません。

一方、熱湯はNGです。70℃以上になると麹菌が死んでしまい、発酵力が落ちるため注意しましょう。甘酒や味噌の発酵がうまく進まない原因になるので、絶対に熱湯は使わないように注意してください。

乾燥麹と生麹の換算方法

乾燥麹と生麹は重さが異なるため、レシピ通りに作るには換算が必要です。乾燥麹と生麹では含まれる水分量が異なるため、同じ重さでは代用できません。甘酒や味噌作りの発酵が進まなかったり、料理の水分量がおかしくなってしまいます。

目安としては「生麹100g→乾燥麹100g+水25g」が基本だとされています。

生麹が使われているレシピを乾燥麹で代用するなら、料理全体の水分を2~3割程度増やしましょう。しかしあくまでも目安のため、その時によって微調整が必要になります。

乾燥麹はそのまま使える?そのまま食べる効果とは

乾燥麹は戻さずにそのまま使えることもあります。ここでは、具体的な使い方と、そのまま食べることで得られる効果についてご紹介します。

乾燥麹を戻さずに使うのにおすすめのレシピ

乾燥麹はスープや煮込み料理に直接加えることで、自然に戻りながら旨みをプラスしてくれます。水分を多く含む料理では、特に戻さなくても問題ありません。

また、大根やきゅうり、なすなどお好みの野菜を軽く下茹でしてから乾燥麹をまぶしておくと、手軽に麹漬けを作ることができます。

乾燥麹をそのまま食べると期待できる効果

乾燥麹をそのまま食べることで期待できる効果には、以下があります。

  • 腸内環境の改善:善玉菌のエサとなる酵素が豊富
  • 美肌効果:ビタミンB群、アミノ酸が豊富)
  • 免疫力アップ:腸から体全体の免疫を底上げ)

麹は忙しい日常でも、簡単に健康習慣を取り入れることができるのが魅力です。

Kojikoの麹パウダーなら戻す手間なし

乾燥麹を戻すのが面倒、もっと手軽に麹の栄養を取り入れたいといった方には、麹パウダー「Kojiko」がおすすめです。

「Kojiko」は、乾燥麹を超微粉砕してパウダー状にした商品です。戻す手間が一切なく、そのままドリンクに溶かしたり、料理に加えたりして誰でも気軽に使えるのが大きな魅力です。

また、麹本来の酵素・アミノ酸・ビタミン類がそのまま摂れるので、健康・美容意識の高い方はもちろん、離乳食や幼児食にも活用できます。

もちろん常温で長期間の保存が可能です。戻す必要がないため、保存スペースも場所を取りません。現代の忙しい家庭にぴったりの麹商品です。

もっと手軽に麹を取り入れるならKojiko

乾燥麹は、正しい方法で戻すことで、生麹と同様に甘酒や味噌、塩麹作りなど幅広い料理に活用できます。

「乾燥麹を戻す手間が面倒」「もっと手軽に取り入れたい」という方には、麹パウダーの『Kojiko』がおすすめです。微粒子パウダーのため、いつものドリンクに溶かすだけでOK。忙しい日々の中でも、無理なく発酵食品生活を続けられます。

発酵食品を取り入れることは、腸活や美容、体力づくりの面でも非常に効果的です。乾燥麹や麹パウダーを賢く活用して、体の中から元気な毎日を手に入れましょう。